・現状
これから起こる、これから始まるというイメージでこの2つは共通するところがある。世間的に「臨む」の存在感がうすい印象がある。編集の現場では、「望む」を「臨む」に直す場面が多い。
・理由
「望む」の意味に意志がふくまれているからか、「臨む」が流されてしまう。例えば「会見を望む」ということはあっても、「会見に望む」とはいわない。「会見に臨む」である。
・対処
「〜をのぞむ」なら「望む」、「〜にのぞむ」なら「臨む」と使い分けることができる。迷うのは水辺のときだけ。以下を参考に。
望む:遠くに見える
臨む:向いている、面している
海を望む城(海と城の距離が遠い)。海に臨む城(海と城は近い)。両方ともあり得る表現だから、わからなくなるのは当然でしょう。
*2019年1月22日、加筆修正しました