〜は長期に渡る
〜は広範囲に渡る
〜は多岐に渡る
公私に渡り〜
細部に渡り〜
上のような使い方は、テレビの画面などではよく見かける。しかし使い分けるのなら、これらはすべて正確には「亘る」のほう。「亘る」をつかうところで「渡る」になっているのが常態化している背景には、「亘る」が常用漢字でないことが影響しているもよう。使い分けたい人は以下のイメージをヒントにしてみてください。とくに意味をもたせる場合でなければ、どちらもひらがなで対応するとよいです。
渡る:ある地点からある地点へ移動するイメージ
亘る:すみずみまで広がるイメージ
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