・現状
「上げる」を「挙げる」にしているケースがよくある。ほとんどが手をアゲル場合。うっかりミスのひとつです。
手を上げる(一般的)
手を挙げる(限定的:挙手に類する、自分の意思をあらわすとき)
とおぼえておくとよい。
・理由
易しい漢字だとノーマークになりやすいのか、書き分けの判断がにぶる傾向にある。とくに訓読みの似たものどうしは注意が必要。
・対処
迷うからといってひらがなにすると、誰かに何かを与えるときの「あげる」になるので避けたいところ。下記の例を参考に。
手をアゲル以外でよくあるのが、会社での場面。課題、問題などを「アゲル」とき、どうすればよいのか。微妙なときもあるのですが、こんな感じ。報告として「アゲル」場合は「上げる」で、意見・列挙として「アゲル」場合は「挙げる」。
▼例文
上げる:「それでは問題があれば、早めに上げるように」
挙げる:「それでは一人ずつ、問題を挙げていってくれ」
*2019年1月28日、加筆修正しました