よくあるのが、「半面」をつかったほうがよいところで「反面」にしている例。とくに接続詞的につかう場面では気を配りたい。著者の方でも、きちんと使い分けているときが少ない印象がある。そんな似たものどうし。
・「片方で」「一方で」の意味でつかう場合
「〜である。半面、〜でもある」
例文 このような使い分けはどうでもよいと思う。半面、考えると確かに区別できるような気もする。(反面でなく、半面をつかったほうがよい文章)
・プラス面とマイナス面で対比する場合
「〜である反面、〜である」
例文 便利である反面、リスクもある。
*新聞界では、「反面」をつかう場面でも「半面」で統一しているところがある。
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